藤原幸生さん

オラン本庄

今回のオラン本庄は藤原幸生さん(32)です!

この方はオランアースが一番お世話になっている本庄農村保全会の会長さん、藤原正人さんの息子さんです!伊根町本庄地区の農家の家で育った幸生さんは、1度大学に通うために京都市に出たものの、近所の関わりなどもなく、ただ普通に過ぎていく生活に息苦しくなり、大学卒業後は地元に帰ってきて実家の農業を継がれました。

今回は、若くして就農された幸生さんの日々の過ごし方や、農業をするうえでのこだわりなどをお聞きしました!

幸生さんの農業生活

幸生さんはお父さんとお母さんと3人で農業をされています。

 米がメインで、米のある3月から10月はほぼ休みなく働いているそうです!!繁忙期である稲刈りシーズンは、天候との勝負なゆえに朝5時から22時まで働くこともあるのだとか!

 そして、米のない冬場の収入補填のために、ハウスでほうれん草、九条ネギ、こかぶ、なす、じゃがいもなどを栽培されています。今一番力を入れている作物は九条ネギだそうです。九条ネギは京野菜であり、伊根町で育てられているおもな野菜でもあります。幸生さんは九条ネギの品質向上のために、肥料や収量について日々考えているとのことです!

そんな幸生さんの農業のこだわりは、土づくりです。農家さんが持ってくる残渣(野菜のゴミ)、籾殻、分解されにくい米糠とそれらを分解する光合成細菌(微生物)を混ぜて、自分で堆肥を作られています。ハウスで手作り堆肥を使っているのは幸生さんだけなのだとか!どうして手作りされているかというと、普通に売っている堆肥には工場廃棄物、ヘドロが入ってるからだそうです!!人間が食べるものを育てるのに工場廃棄物?!ヘドロ?!衝撃でした……。幸生さんの手作り堆肥は自然のものを使っていて、しかも捨てられる野菜のゴミや籾殻などを有効利用している、まさに地球にも人間にも優しい堆肥なのです!コンポストやアップサイクルなど、今世の中で注目されているサスティナブルで循環型の取り組みが本庄で行われているなんてびっくりです!素敵すぎます!!

農業を始めて10年経った今の生活

 幸生さんは今年で農業を始めて10年経つとのことですが、一番最初の年はとても苦労されたそうです。就農前も農業は手伝っていたけど、収穫など部分的にしかやってこなかったため、いざ就農すると水路の整備や真夏の草取りなど、日々の仕事がとても辛かったそうです。今は、機械が進化してだいぶ楽になったとのこと。また、石が多かったり、場所が遠かったりする作りにくい田んぼを減らしたことで、さらに効率をあげることができたそうです。

 このように、こだわりを持って日々工夫しながら農業に取り組まれている幸生さんですが、一番楽しい瞬間は、保全会の漁師さん、井上一明さんとの魚釣りだそうです!漁師さんと一緒にって贅沢ですよね……!

 また昨年生まれた娘さんが癒しだそうです!たまに仕事場にもくるそうで、これから娘さんが大きくなって一緒に畑仕事ができるようになるのが楽しみですね!

生まれ故郷、本庄について 

ここまで農業の話を中心にしてきましたが、幸生さんの生まれ故郷、本庄についても聞いてみました!

 伊根町といえば舟屋が有名ですが、本庄には田んぼが広大に広がっています。田植え前になると、本庄の滝山の前に広がる本庄平野の水田がでっかい湖みたいになってとてもきれいなのだそうです!海も田も山もあるって、贅沢な景色だ……!

 また、いつも仲がいい保全会の皆さんとのつながりも本庄の魅力です!地元本庄や農業に熱い想いを持っている方ばかりなので、会議以外でもしょっちゅう集まって保全会について議論したり、九条ネギの栽培についての情報を共有したりされているそうです。一緒にお酒を飲みながら熱く語らう、会議よりも濃いこの時間が皆さん好きなんですよね!

 

 最後に、幸生さんが思う理想の本庄の未来について教えてもらいました!

 今後は幸生さんのようなUターンを増やしたいとのこと。最近は少ないから危機感を感じられているそうです。それこそ保全会の集まりで楽しそうにしていると戻ってくる人もいるかも?

 私たちオランアースも、本庄のリアルな魅力発信をして力になりたいと思います!!

この記事を書いた人

オランボックスディレクター 髙島千聖

1998年生まれ、京田辺市出身。小さい頃から近所の田んぼや川で遊んできたため、根っからの自然好き。高校生の時に「里山資本主義」という本を読んだことをきっかけに、地方に魅力と可能性を感じ、地方創生に興味を持つ。そこで大学入学後、リアルな地域を知るため、学生団体オランアースに幹部として所属し、代表も務めた。4回生になって、自分が卒業しても活動を継続させるためにオランボックスを開発。将来は自分の知っている地域と外の人を繋ぐ”都市農村交流”に取り組み、地方から日本の魅力を発信していきたい。伊根の好きなところは、ご飯が美味しいところと、人がいいところと、海も山も田んぼも見られるところ。

 

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